ネイリストで独立開業するための1つに自宅サロンがあります

ネイリストで独立開業をするといっても、何をどう準備すれば良いのか、イメージはあってもよくわからないことが多いですよね。

「何をどう準備すれば良いの?」
「まずはやってみたいけれど、お店を借りてはじめるには資金がないし・・・」
「家事や子育て、ちゃんとやりながら仕事もしたいけれど、ちゃんとやっていけるのかな?」

そんな疑問や不安が思い浮かぶのではないでしょうか。

低リスクで始めるために、まずは自宅サロンという選択肢があります。

自宅の一室で開業する場合は最低限の準備で済みますから、お金をかけずにまずはじめてみるのには一番リスクの少ない選択です。

1・ネイリストで独立開業に最低限必要なのは「場所」「検定用品一式」「あなた」

自宅サロンですと、もう場所は確保されています。

なるべく生活感がでないように、自宅の1室をサロン専用にしたり、それが難しい場合はパーテーションやカーテンで仕切る方法があります。

自宅はその他、においや音も気になるところです。消臭や音楽に工夫をし、なるべくサロンらしさを演出しましょう。

そして、必要となる材料ですが、まずは検定用品一式があれば施術をすることができます。これを基本と考えてください。

そこに、アートで必要なカラージェルやラメ、ホログラム、パーツを買い足します。これも準備しようとなると際限がありませんから、予算と相談となります。

優先順位としては、基本メニューとなる「ラメグラデーション」「カラーグラデーション」「ワンカラー」「フレンチ」ができるようなカラージェルとラメは必要ですね。

カラージェルは、ほとんどの色味は網羅している必要があります。好きなメーカーのカラーチャートを一度見てください。赤、青、黄色、緑、紫、ピンク・・・いろいろな色がトーンを変えて用意されています。

その中から、1色につき数種類準備しておくことで、お客様のお肌にあったトーンの色をご提案することができます。

そして、その中でもよく出るピンクやベージュなどはさらに複数用意しておくことで、よりお客様のご要望にお応えすることができます。

この「色」は本当に重要で、色によってお肌の見え方が全く違ってきます。同じピンクでも、ある人はお肌に透明感が出て明るく見えても、別の方ではくすんでトーンが暗くなる場合があります。

プロとして、爪だけが綺麗ではなく、そのネイルによって手全体、お客様自身が美しくなっていただけるような施術をしていきたいですから、色あわせがきちんとできるような準備をしてくださいね。

そして最後は 1番大切な、ネイリストであるあなたが必要です。独立開業したネイリストと、雇用されているネイリストのあり方は全く違います。

ひとつのサロンの責任者ですから、集客から経理、アフターフォローに至るすべてをこなさなくてはなりません。雇われている時と同じ感覚で仕事をしていたら、かならず行き詰まります。

自分をどうみせるか、どんなお客様にご来店いただきたいか、どうしたら利益がでるか、サロンの特徴はどうするか・・・色々と日々考えていくことがありますね。

常にお客様の立場にたって、「自分はお客様のどんなお悩みを解決できるのか」を頭に入れながら、準備や運営をしていきましょう。

2・デザインするために必要なもの

1でも触れましたが、基本的なメニューに加えて、さらにアートをしていく必要があります。

そのアートも無数にありますから、特殊なものを除いてほとんど対応できなくてはなりません。

ここで私がこだわっているのは「手描き」です。

雪の結晶、フラワー、千鳥格子、デニム・・・それらをシールなどで代用しようとしたら、本当にいくら材料を揃えても間に合いません。

ですから、まずは手描きが基本。それにはやはり色数が必要です。

ただ、ネイリストになったばかりで手描きに自信がない、レパートリーが少ない場合は、日々練習しながらシールを上手に使っていくことも考えてみてくださいね。

それから、ストーンやそれに付随するパーツを用意します。

変わったものやその時々の流行もありますが、それはその時にまた準備することにして、まずは本当に基本となるものを購入しましょう。

3・私が独立した時に参考にしたもの

私が独立開業するときに参考にしたのは、メーカーのカタログです。だいたいのカタログには「検定に必要なもの」のチェックリストがあります。

そのチェックリストの中から、必要と思われるものを抜き出し、さらにアートのためのものを加えてオリジナルのチェックリストを作りました。

私は7つのネイルブースをいままで立ち上げてきましたが、まずは「検定用品一式」がベースとなります。

1つの漏れもなく準備しようとすると、後でいらなかった、使わなかったということになりますから、必要最低限から買い足していくことをお勧めします。

まとめ

いかがでしたか。漠然としていたイメージから、少し明確になってきたと思います。

資金があまりなくても初期投資が少なくて済みますから、ネイリストは独立開業しやすい業種だということがおわかりいただけたと思います。

ただし、その分独立開業するネイリストが多くライバルも多いということです。

いかに他とは違い、価格競争にまきこまれない「自分だけの強みやうり」を出していくかが成功の鍵となります。

今回お伝えした「場所」「検定用品一式」「あなた」があって、そこに「お客様」がいらっしゃって仕事がまわります。

そのお客様にきていただくための準備をしてみてくださいね。

 

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