サロンを経営していくうえで、売り上げをあげることは大切なことです。

売り上げがあがらないと、サロンを閉めなくてはならなくなります。

ですが、いままでと同じ考え方や同じ行動をしていても、現状が変わることはありません。

現状を変えたいと思うのなら、いままでとは違った行動をとる必要があります。

何を変えていけば良いのでしょうか。

１・やり方を変える

あなたがお客様を集めたいと思っていて、集客方法をずっと同じようにしていませんか？

ブログからお客様が来ない、チラシからお客様が来ない、SNSもWEB広告も効果がない・・・。

例えばブログを書くにしても、ただ書いてはいませんか？

どこから検索されたのか、どの記事を読んでいてサイト内の他の記事も見てくれているのか、一番見て欲しい記事にたどり着いてくれているのか。

自分の思うような動線で動いてもらえていないと判断した時、どうやってそこに新たな動線を張るのか。

そしてそれらを人数や新規率、リピート率などを計測して、数字で管理していく。ただ単にPV数だけを見て、多い少ないと一喜一憂していても何も変わりません。

データがないと、その後の施策を考える根拠がありませんから、数字の管理をしながら根拠ある行動をしてみてください。

２・考え方を変える

同じ思考では、行動も変わりません。

◯◯だからダメなんだ、◯◯だったら良かったのにと、売り上げがあがらない原因をそこに持ってきては何も変えることはできません。

思考を変えるとは、柔軟になることです。

何度もテストをして計測し、それを元にまた新しい行動をする。その時に頭のなかをまっさらにし、◯◯だからどうせダメだろうと思わないことです。

ついいままでダメだったから今回も・・・と思いがちですが、そこは払拭していきましょう。

少しでも正しい改善をしていけば、小さくとも前進していくのです。

３・お客様を変える

自分のペルソナ（自分の理想的な唯一のお客様）を決めることが大切ですが、それが間違っていたら、あなたの思いやサービスは響きません。

もし反応も何も出ない場合、そもそものペルソナを変える必要があります。

もしあなたのサービスがそのペルソナの心に響かないものでしたら、せっかく良いものを持っていても受け取ってはもらえません。

客観的に、あなたの独りよがりのペルソナになっていないかを検証する必要があります。

それはなかなか自分で検証することは難しいものです。人のことは良く見えますが、自分のことはなぜか見えなくなってしまうからです。

あなたがこの人はと信頼できる人から、客観的な意見をもらってみてください。

４・かけあわせる

自分の強みや売りを作る手法として、ふたつのことを掛け合わせる方法があります。

「ネイリスト」はたくさんいますが、そこに「パワーストーン」「占い」「ファッションコーディネート」など、あなたが別に持っている強みを加えることができます。

私のクライアントさんの例でお話しします。

ネイリストではないが、ジェルネイルをサロンメニューに取り入れたいとおっしゃっていました。それをどう打ち出せば良いのかがわからない。

私はネイルサロンが競合になってはいけないとお伝えし、全く別物として打ち出しましょうとご提案しました。

そこで私がお伝えしたのは、サロンのコンセプトである「修復」を強みとし、ジェルネイルを単なるファッションのひとつではなく、爪を修復していくひとつのツールとして捉えていただきました。

そうすることで、ネイリストが考えるジェルネイルとは違ったコンセプトのサービスとなりえたのです。

掛け合わせるものは、ふたつが良いですが、軸がぶれなければ３つでも良いかもしれません。

５・サービスの見せ方変える

同じサービスでも、見せ方によっては全く違うものになります。

例えば、あるお肌のシミ用サプリメントがあります。とても売れている商品なのですが、以前は全く違ったコンセプトの商品でした。

二日酔いに効くと歌っていた商品で、あまり売り上げが良くなかったそうです。

そこで、その商品は美白にも効果があるとわかっていたので、打ち出し方を変えたのです。

そうしたことによって、大ヒット。

同じ商品を違うターゲットに見せることによって、売れなかったものが売れた例です。

このように、商品やサービスの内容を変えずとも見せ方を変えることもひとつの方法です。

まとめ

現状を変えるには、考え方と行動を変える必要があります。

ですが、ただやみくもにやっても時間とお金がかかってしまいます。

とにかく継続した行動とトライアンドエラー。小さな改善が大きな未来へと繋がっていくのは間違いないようです。