あなたが夢に向かって走り出した時、かならず現れる人がいます。

「ドリームキラー」

あなたの夢や希望を「そんなこと、できるわけがない」「失敗したらどうするの」「いまのままだって幸せなのに」、そんなネガティブな言葉であなたを傷つけてやる気をなくさせる人がいますね。

そんな時あなたはどうしますか？その言葉を鵜呑みにして、起業を諦めますか？それとも、ぶれずに自分の夢を貫き通しますか？

「ドリームキラー」から身を守る３つの考え方を、名言を交えてお話していきます。

１・たいしたことない人間ほど人の夢にケチをつけたがる

あなたの大きな夢を萎えさせるような人間には近づくな。たいしたことない人間ほど人の夢にケチをつけたがるものだ。真に器量の大きな人間は自分にも成功できると思わせてくれる。（マーク・トウェイン）

ドリームキラーは脳科学者の苫米地氏が作った造語です。このあなたの夢を悪気なく壊そうとする人間は、あなたに近しい人が多いのではないでしょうか。

親しい友人だったり、親だったり。あなたをよく知っている人だからこそ、あなたもその言葉を敏感に感じとるのでしょう。

そしてそのドリームキラーは「自分の経験したことから、あなたのやろうとしていることを判断している」だけにすぎません。決して、これからあなたがやろうとしたことをやってみた経験があるわけではないのです。

「起業なんて無理だよ」といったあの人は起業したことがありません。

「いまのままだって十分幸せなのに」といったあの人は、現状から脱したことがありません。

このように憶測で意見を言う人の言葉を信じて、自分の夢を諦める必要はありません。

２・危険な道、恐い道を歩かねばなりません。

もし、人より素晴らしい世界を見よう、そこにある宝にめぐり逢おうとするなら、どうしたって危険な道、恐い道を歩かねばなりません。そういう道を求めて歩くのが、才能に賭ける人の心構えなのです。（瀬戸内寂聴）

ドリームキラーは何も他人とは限りません。自分のなかにも存在するのです。

人には「コンフォートゾーン」といって、居心地の良い快適な領域があります。そして、無意識にその領域の中で生きています。

そして変わりたいと思っていても変われないことがありますが、それは同じく無意識に脳が変化を恐れているからなのです。

あなたが現状を変えて起業し成功しようと考えることは、心地よい状態から抜け出して危険で怖い道を歩こうとしていることと脳は認識します。そしてその状態から身を守るために「元の自分」に戻そう戻そうとします。

せっかく一歩を踏み出したのにもかかわらず、「どうせできるわけなよね」「夢をみるより、いままでの状況を維持したほうが良いよね」と、結局元に戻ってしまうのはそのためです。

あなたが前進しようとした時の不安な気持ちは、人間として当たり前の気持ちなのです。だからこそそれを逆手に取り「不安に思うということは、ちゃんと変化をしているということ。変われているということ。よし、このまま頑張るぞ！」そんな風に捉えてみてください。

３・もっと想像力を働かせ、創造的にも革新的にもなって、冒険をしなきゃならない。

誰だって、いつもと違うことをやらなければならない状況に置かれたら、特別な考え方をしなきゃならない。もっと想像力を働かせ、創造的にも革新的にもなって、冒険をしなきゃならない。（マイルス・デイヴィス）

「願えば叶う」「想像したことは現実化する」と言われますが、それは何もスピリチュアルな話ではありません。

逆に考えてみてください。イメージしたから叶うのではなく、イメージできないことには到達することができないのです。

例えばお金持ちになるためには、お金持ちの行動を真似せよといいます。

年収１億円になりたいのなら、それを達成している人たちは何を食べ、何を見聞きし、どんな生活をしているのかを知る必要があります。

知ってみて、そのなかのいくつかを実際に体験してみる。そうしてそれが「当たり前の自分なのだ」「もうすでに願いは叶っている」と想像をしていくのです。

そうすると、コンフォートゾーンが変化して年収１億円ではない自分に違和感を感じ、元に戻ろうとする、すなわち年収１億円になろうとするのです。

お願い事をする時に「もうすでに叶った状態で紙に書いてください」なんて言われるのも、それを意識してのことなのでしょう。

まとめ

さて、この３つの考え方。

１・他の人は自分の体験した範囲で意見を言っているだけ
２・不安になるのは、自分が変化している証拠
３・自分のコンフォートゾーンを変える

ドリームキラーから身を守るためには、誰に何を言われてもぶれないように、自分の意識を変えることが一番の方法です。