ネイリストさんからの相談で多いのが、友人知人に「お友達価格で施術をしているのが苦痛」というものです。

最初は練習も兼ねていたので安くしていたけれど、検定も取って本格的にやりたい。でも、お友達には当初の価格のままでやっている。

やっぱりなんだか不満ですよね。

そもそも、お友達価格ってなんでしょう。お友達と通常のお客様の違いってなんでしょう。

その線引きと考え方を、私の経験も交えてお話ししていきますね。

開業前の練習としてのお友達施術とは

ネイリストになりたい、もっと上手くなりたいと練習していると思います。

人の手を借りた実践的な練習無しに、技術向上はありえません。

その時に身近なお友達の手を借りることも多いと思います。

私も子どものお友達ママに、検定や新しいデザインの練習をするためにお願いすることも多かったです。

その時に材料費をもらう、安い数千円の金額をもらって施術をする方がいますが、ちょっと待って!

本当にそれで良いのでしょうか。

相手もあなたのためを思って手を貸してくれているでしょうし、せっかくネイルをしてもらったのだからと、タダでは心苦しいとお支払いくださっているのかもしれません。

少なくともお金をいただくことで、あなたも施術に手を抜かないようにとモチベーションが上がるかもしれません。

じつはこれ、お互いにとってこれは必ずしも良い選択ではないんですよ。

練習はあくまで練習ですから、お金をいただくのではなく、逆に自腹を切ってでも手を貸してもらうのが本来なのかなと思います。

私の場合は、ハンドモデルを希望する女性コミュニティで3名とコンタクトが取れ、ずっとお願いしていました。

相手が希望しているのでモデル料は支払いはありませんが、交通費はこちら持ちです。

ネイリスト検定やジェルネイル検定でモデルを務めていただく時は、日々のケア用品や検定のお礼は別途お渡ししていました。

その方とは別に子どものお友達ママにも数名練習させてもらっていましたが、金はもらいません。

このように、こちら側が「練習させていただいている」気持ちでいた方がお互いにやりやすいと考えています。

開業後の練習としてのお友達施術とは

私はネイルサロン勤務後に、自宅サロンで開業しました。

最初はまだ人の手で練習を続けたかったので、以前からお願いしているハンドモデルさんと子どものお友達ママに続けてお願いしていました。

その時も自宅サロンのお客様とは別と考えていたので、お客様は通常料金をいただいていましたが、その方達はお金はいただいていませんでした。

そしてそのような練習が必要のない段階に入った時には、子どものお友達ママにはお礼を言い、ハンドモデルさんひとりを残して終了です。

さてここでお友達ママの考え方です。

もしこのママたちをいずれお客様にと考えながらお付き合いしていたとしたら、果たしてサロンに来てくださるでしょうか。

いままで無料もしくは材料費程度であなたの施術を受けてきたのに、明日からは通常料金ですと言われて喜んで来てくれるでしょうか。

人はされてきたことに慣れてしまうものです。

無料や材料費で受けられた施術が、明日からは1万円と言われては、なかなかすんなり受け入れられませんよね。

ということは、その方達は決してあなたのお客様ではないのです。

何かしらのメリットがあるから来てくれていた、もしかしたら断りにくくて来てくれていたのかもしれません。

虫のいい話です

ネイリストさんの中には、自分がプロになったのにいままでの金額で施術をしてもらいたいだなんて、虫のいい話ではとおっしゃる方もいます。

ですが、虫がいいのは相手ではなく自分なのかもしれませんよ。

いままでずっと練習に付き合ってくれたお友達、その方から練習であるにもかかわらずお金をいただいていた。

そしてプロになったからちゃんとした金額を払ってお客様になってほしいというのは、相手にとって不満を残します。

お友達は、いままでもしかしたら無料や安い金額でジェルネイルをしてもらうことが心苦しかったかもしれません。本当はもう練習につきあいたくはなかったけれど、断りにくかったのかもしれません。

練習相手は練習相手。お客様はお客様。

そこの線引きをしたほうが、今後のお付き合いにもわだかまりなく、気持ちの良い関係でいられると思います。

どうすればいいのか

練習時期も終わったから、プロとして独立開業したい!その覚悟があるのなら、思い切ってお友達価格はやめましょう。

そして正規料金を提示して、それは払えないというお友達はお客様として考えない方が良いですね。

ちょっと想像してみてください。

あなたが大工さんだったとして、お友達だからタダで家を建てたり、リフォームしますか?

あなたがタクシー運転手だったとして、お友達だからタダで送迎したり、呼び出しに応じますか?

もしお友達がいとも簡単に「ちょっとネイルやってよ」「簡単なのでいいから」「いままでみたく安くやってほしい」そう言うのなら、それはあなたの仕事にとっては何のメリットもありませんよね。

もし「お友達価格で」と言うなら、あなたがネイリストになるために苦労や努力をしていたのを知っているはずなので、逆に通常よりも代金を支払いたいならわかります。

そして、もしかしたらお友達はまだ「趣味の延長でしょ」という認識かもしれません。

そんな時は、あなたのプロとしての覚悟、プライドをもってお話をしてみてください。

そして、お友達とお客様を混同しないようにしてみてくださいね。

まとめ

お友達をお客様にするメリットもいろいろありますが、私はデメリットのほうが多いと思います。

・お金をいただきにくい
・関係がなあなあになる
・お金が絡むので、友人関係にヒビが入りやすい
・お互いに遠慮が入って断りにくい

あなたがお友達と良好な関係を築いていきたいと願うのなら、なおさらお客様とお友達の線引きを大切にしてみてくださいね。

他にもお友達価格の考え方として書いた記事、ネイルのお友達価格の基準の考え方は〇〇か〇〇の違いです!も読んでみてくださいね。

 

 

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