ネイルサロンにエタノールがない!その時の手指消毒はどうする?

コロナウィルスが蔓延していて、マスクもエタノールも手に入りにくくなりました。

生徒さんからも「エタノールがない場合、手指消毒はどうしたらいいでしょうか」と、何件も問い合わせがありました。

今回はネイリストというよりも、栄養士として学んできた衛生管理や、私の身内に専門家がいますので、そこから得た知識を交えて私個人の考え方を書いてみようと思います。

何はなくとも手洗いが最優先です

ネイル施術をするときに、ネイリストは手洗いをしていますか?

エタノールで消毒するから大丈夫と思っていたらとても危険です。

エタノールは石鹸で手洗いをした後に、それでも残ったものを殺菌することが目的であって、手を洗わずに消毒をしてもそこまで効果は得られません。

これはお客様にも言えることで、来店して手洗いをしていないお客様に手指消毒をするよりも、しっかり手洗いをしていただいてから行うことが大切なんです。

これは食中毒予防にも言えることで、まずは手洗い。手洗いが一番の要になります。

もしエタノールが手に入らない緊急事態なら、この手洗いをネイリストとお客様双方がしっかりと行うことがなによりも重要になります。

強酸性電解水を使う

強酸性電解水をご存じでしょうか。

簡単に言うと、水を電気分解して酸とアルカリにわけたうちの酸のほうを言います。

この強酸性電解水は殺菌力があり、例えば野菜工場の殺菌などにも使われています。

ただ殺菌力があるといっても、ウィルスを確実に不活化(殺滅)できるというデータはありません。

ですが、殺菌力があるのでエタノールの代替えとして効果が出る可能性は高いと思います。

ちなみに、水を電気分解して得られたアルカリ性の水は汚れ落としに、酸性の水は殺菌に使います。

この強酸性電解水は市販もされていますし、自分で作るための機械も売られています。

強酸性電解水で手荒れは大丈夫?

実際に強酸性電解水を使っている工場の職員は、長い間素手で触っても手荒れはしていないそうです。

ですから、施術前の手指消毒で手荒れはまず大丈夫なのではとおもいます。

まとめ

手指の衛生管理だけではなく、器具の衛生管理もとても大切です。

その場合も必ず洗浄剤を使って「洗い、流し、かわかす」ことが一番最初に行う重要な工程です。

その後に紫外線照射機を使ったり漂白剤を使ったりといった工程に移りますから、そこを間違えないように気を付けましょう。

 

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