ハードジェルでフィルインをしているけれど、付け替えの時にジェルが浮いていませんか?
基本的にフィルインはハードジェルで行います。
フィルインといいつつ、もうフィルインではなくなっているくらいにベースジェルが残らない。
そうなると、困ってしまいますよね。
そういったお客様はどうしたら良いのでしょうか。
どうしてハードジェルが長持ちしないの?
ハードジェルの特徴として、硬くて柔軟性がないことや削って除去するということが挙げられます。
その特徴があるので、次のような問題が出てくる場合があります。
- ハードジェルの固さと自爪の固さに差がありすぎて、浮いてしまう
- 削っている時のマシンの動きが、ジェルをさらに浮かせてしまっている
このような問題が出るお客様は、だいたい薄くて柔らかい爪です。
爪が薄くても固いお客様は、ハードジェルの固さと自爪の固さが連動してくれるので、大きく浮くことは少ないんです。
そして、浮きがちな爪の上のジェルに衝撃を与えるような削り方をしてしまうと、一気に浮きが進んでしまい、削るのと一緒にどんどん浮いてしまいます。
そもそもなぜフィルインをしているの?
フィルインをすると、伸びた部分だけ傷を入れるので傷入れが一回で済む。それがフィルインの魅力だと思います。
あとは、アセトンを使わなくても良いといったこともフィルインをする理由でしょうか。
でも、ベースになるハードジェルが浮いてしまって、前回傷入れをした部分にまた傷入れをするのなら、返って爪を傷めてしまいます。
そこが悩ましいところだと思います。
爪を傷めないための施術方法は色々選択肢がありますから、フィルインにこだわる必要はないのかもしれません。
じゃぁ、フィルインするよりも爪を傷めない方法って?
爪を傷めない施術方法には、ノンサンディングのジェルを使う、定着の良いジェルを使うなどの方法がありますよね。
それぞれにメリットだけではなくデメリットもありますから、お客様によって商材も使い分けていかなくてはなりません。
そして、そもそもそのお客様はどうしてジェルが長持ちしないのかを考えてみましょう。
その原因がわかれば、最適な施術方法と商材を組み合わせて解決することができます。
それがフィルインよりも爪のためになるなら、そちらを選択した方が良いですよね。
まとめ
フィルインをうまく活用できなくて、かえって爪を傷めてしまっているネイリストさんもいます。
せっかくお客様のためと思って頑張っているのに、もったいないですよね。
ハードジェルでどうしても浮くお客様には、根元にソフトジェルを塗って硬化し、その上からハードジェルを全体に塗布するというやり方もあります。
ハードジェルが浮くお客様は、大抵根元からジェルが浮くので、その方法も一度試してみてください。
それでも解決しないなら、別の施術方法を選んだほうが良さそうです。